About us 情シスのじかんとは?
今週の業務日誌(当番:田村)
みなさん、はじめまして。田村是人です。茨城県出身の25歳です。是人って書いてゼットと読むんですけど、珍しいねって初対面の人にはほぼもれなく言われるので、人ってもうちょっと違うリアクションできないのかなぁとか内心思ってたりするんですけど、僕もすごい背が高い人とか見ると「うわぁ、背が高いですね。」とか言っちゃったりするんでしょうがないですよね。まぁ、でもいちいち過剰反応すると疲れちゃうので基本リアクションが薄くて、「クールだね」とか「悟ってるみたいだよね」とか周りからはよく言われます。 僕は大学でプログラミングとかネットワーク関連の勉強をしたので開発部を志望してたんですけど、なぜか情シス部に配属になりました。まぁ、でも勉強してきた知識が結構活かせるんで、悪くないかなって思ってます。諸星さんはいつも会社中を駆けずり回っていていろんな人から声をかけられる陽キャなんですけど、僕は割と人見知りで、電話に出るのとかも苦手で、どちらかというと1人で黙々と作業してる方が好きなので、インフラ整備の仕事も性に合ってるのかなって思ってます。諸星さんが情シス以外の仕事を頼まれすぎなので、それが僕に飛び火してこないように祈る毎日ですし、みなさんにもどれが情シスの仕事の範疇でどれが違うのかっていうのはもっと知ってもらいたいなって思ってます。あんまり人前で喋るのは得意じゃないんですけど、時々こうして登場すると思うのでよろしくお願いします。 (情シス部 田村是人) |
みなさん、こんにちは。「情シスの星」編集部です。今日もおつかれさまです。金曜日の朝にお送りする「情シスの星」では、情報システム(情シス)部門の日常を通して、業務の裏側に迫ります。
情シスの仕事といえばシステム管理やトラブル対応が主ですが、実際は「これも情シス???」と思うような依頼が山ほど飛び込んできます。
たとえば「Zoomの設定を変えたい」や「会議室のモニターが映らないんだけど」といった具合です。C&B社の情シス部も、どうやら例外ではないようですね。
この「なんでも屋」状態、なぜ情シスに降りかかってくるのでしょうか?いくつか理由が考えられますが、まずひとつ「デジタルに関わることはすべて情シスがやってくれる」という周囲の認識がありそうです。特に、企業規模が小さいうちは部署の役割分担が明確ではないため、「とりあえず情シスに任せよう」となりがちなのでしょうね。
情シスのメンバーは基本的に問題解決能力の高い方が多いと思います。さらに、頼まれると断れないホスピタリティ精神も相まって、「ま、自分がやったほうが早いし」、「喜ばれるし」と受け入れてしまうのではないでしょうか。
情シスが何でもできることは、たしかに便利で感謝もされます。しかし、そこには危険も潜んでいるのです。
まず、情シスのリソースがひっ迫することで、本来の情シスの重要な業務、いわゆるコア業務に集中できなくなります。トラブル対応に追われ、気づけば一日が終わってしまうという状況では、攻めへの転換も難しくなりますね。
さらに、評価の問題です。頼まれる仕事を次々とこなしても、上司や他部門からの評価は意外と上がらないもの。こうなると、待遇が改善されず、情シスとしてのキャリアパスも見えなくなってしまう危険性があります。
「やりがいはあるけど、このまま続けるのは……」と悩み、結局情シスを辞めていく社員が増える原因の一つともいえます(諸星さんはやりがいを保てているようですが、そうしたメンバーばかりではないですよね)。
この話から学べる教訓は、「できるからといって何でもやるのは考えもの」ということです。情シスはたしかに万能で、頼まれたことは大抵こなせてしまいます。しかし、それが必ずしも情シスの本来の役割とは限りません。
C&B社も、きっとこれから少しずつ変わっていくのでしょう。読者のみなさまには、連載を通して会社やメンバーの変化も見守っていただけたら嬉しいです。
それでは、今回のまとめです。
①情シスは「なんでも屋」になりがち ②なんでも引き受ける姿勢には注意が必要 ③なんでも屋からの脱却を目指そう |
これからも、「情シスの星」シリーズを通して、星さんの奮闘とともに情シスのリアルをお届けします。それでは、また来週、金曜日の朝10:00にお会いしましょう!
(漫画:ユアサミズキ、編集:情シスのじかん)
情報システム(情シス)部門に潜む、知られざる情シスの生態、日常を描いた漫画シリーズ「情シスの星」。本連載は、毎週金曜日の朝10時に配信予定です。金曜日は、一週間の締めくくりでありながら、週末への心の切り替えが始まるちょっと特別な日。「あるある〜」と頷いたり、日々の業務に役立つヒントを得たりしながら、情報システム(情シス)部門に携わる方に楽しく読んでいただける連載を目指します。
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