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Windows10を使用しているなかで「パソコンが起動しないのはなぜ?」「Windows10を起動するための対処法は?」など、悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
パソコンを使用していると、起動しない場面にでくわすことがあります。本記事ではWindows10が起動しない場合によくある症例や対処法を解説します。また、自身でパソコンを修復する際の注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
Windows10が起動しない場合のよくある症例と主な原因を4つ紹介します。
症例によっても対処方法が異なるため、どの症例に当てはまるか確認してください。
Windows10を起動する際に、そもそもパソコンの電源自体がつかないケースがあります。パソコン自体の電源がつかない原因はハードウェア面のトラブルがほとんどです。バッテリーの劣化や破損などが考えられるでしょう。
Windows10を起動した際に黒い画面が表示されてエラーメッセージが表示される場合は、パソコンに何かしらのトラブルが発生していることを示します。代表的なエラーメッセージには以下が挙げられます。
内蔵のボタン電池の消耗・電池切れ
BIOSの設定エラー
Windowsデータ読み込み失敗
表示されたエラーメッセージを読み取り、対策を行う必要があります。
パソコンを起動する際に青い画面はつくがエラーメッセージが表示され起動できないケースもあります。青い画面が出てきてWindows10が起動できない場合の代表的なメッセージには以下が挙げられます。
ドライバーの不具合
メモリの不具合
ウイルスの感染
メッセージを読み取り、それぞれの原因に応じた対策が必要です。
Windows10の起動の際にロゴマークの下のくるくるが終わらない症例もあります。くるくるは画面を読み込んでいる際に現れ、処理中であることを示します。
パソコンが正常に起動する場合は短時間で終了し次の画面に移りかわりますが、画面が読み込めないといつまでも起動できません。原因としては、Windows側の更新作業や不具合が考えられます。
Windows10が起動しない場合の症例別の対処法を4つ紹介します。
以下でそれぞれ確認していきます。
電源を入れてもパソコン自体が反応しない時は、電気の供給やハードウェアに問題がある場合がほとんどです。そのため、パソコンが起動しない場合は以下の2つの対応をしてください。
パソコンの電源を入れても反応しない時は、ケーブルが抜けており電気を供給できていない可能性があります。電気の供給面での問題であればパソコン本体に問題があるわけではないためケーブルを奥まで差し込んでパソコンに電気を供給すると問題が解決します。
バッテリーの劣化などハードウェアに問題がある場合は、ハードウェアの交換で問題が解決します。ただし、ハードウェアの交換の際はデータを失うリスクもあります。自身にハードウェアを交換する知識がない場合は専門業者に相談しましょう。
黒い画面はつくがエラーメッセージが表される主な原因は、BIOSがWindowsを見つけられない状態やパソコンの起動ディスクに何らかの異常が発生している場合がほとんどです。そのため、黒い画面にエラーメッセージが表示されたら以下の2つを試してみましょう。
パソコンの起動の際の軽いトラブルであればパソコンを再起動すると問題が解決する場合があります。黒い画面でエラーメッセージが表示されたら一度パソコンを再起動してみましょう。
ただし、再起動はパソコンや内蔵ハードウェアに大きな負担となります。一度再起動をして正常に起動しない場合は、何度も再起動を繰り返さないようにしてください。
画面上に「Operating System Not Found」「DISK BOOT FAILURE」などのエラーメッセージが表示されるときはブートドライブに問題がある可能性が高いです。
ブートドライブに問題がある場合は、インストールメディアからパソコンを起動してください。起動が完了したら、「スタートアップ修復」を行うことでブートドライブを修復でき、起動に関するさまざまな問題点を改善できます。
青い画面でエラーメッセージが表示される主な原因は「ソフトウェア的な問題」か「ハードウェア的な問題」の2種類に分けられます。それぞれエラーメッセージの内容が異なるためメッセージに適した対策をする必要があります。青い画面にエラーメッセージが表示された場合の主な対策は以下の2つです。
青い画面にエラーメッセージが表示された場合は、不具合を自動修復する「スタートアップ修復」が有効です。軽度のエラーであれば、スタートアップ修復を行い再起動すると正常な動作に戻ります。
スタートアップ修復で起動ができない場合は、ハードウェアに障害が発生している可能性があります。その場合は、メーカーに修理の相談をしてください。
セーフモードとはパソコンを立ち上げるための必要最低限の機能でWindows10を起動する機能のことです。
Windows10のソフトウェアに問題がある場合は、セーフモードでパソコンの起動ができる場合があります。パソコンの起動に成功したら、どこに問題があったのか画面上で確認して改善をしてください。
起動時のロゴマークの下のくるくるが終わらないのは、画面の読み込みの処理に時間がかかっていることが原因です。Windows側で更新作業が行われていたり、パソコンの読み込みスピードが遅かったりする場合は以下の2つの対策を行いましょう。
ロゴマークのくるくるが変わらなくても30分〜1時間ほど待つようにしましょう。Windows側の更新作業で読み込みが遅い場合は、しばらく待つことで起動する場合があります。ただし、それ以上待っても画面が進まない場合は他の原因である可能性が考えられます。
パソコンの周辺機器に不具合が生じている場合も、くるくるが終わらない原因の1つです。USBや外部ハードウェアなどの周辺機器はパソコンの起動に影響を与える場合があります。そのため、周辺機器を取り外して起動を行うことでくるくるが解決する場合もあります。
Windows10が起動しない場合は、自動修復画面が立ち上がる仕様になっています。自動修正オプションを利用すると起動できる場合があります。Windows10の自動修正オプションを3つ紹介します。
以下でそれぞれの詳細を確認します。
システム復元を行うとパソコンを購入した時の状態に戻せるため、パソコンを起動できる場合があります。システム復元は以下のステップで設定してください。
ステップ①:自動修復画面の「詳細オプション」をクリックする ステップ②:複数あるメニューのなかから、「システムの復元」をクリックしてアカウントを選択する ステップ③:「システムファイルの設定の復元」画面に沿って項目を選択していくと復元処理が実行される |
Windows10が起動しない原因がわからない場合は、スタートアップ修復も有効です。スタートアップ修復とは、自動的にパソコンの不具合や原因を探知して必要な修復が行われる機能のことです。スタートアップ修復の設定は以下の通りです。
ステップ①:自動修復画面で「トラブルシューティング」をクリックする ステップ②:詳細オプションのスタートアップ修復を選択する ステップ③:「Windows 10」をクリックして、対象のアカウントを選択すると修復が始まる |
スタートアップ修復は自動的に問題点を探してくれるため便利ですが、修復に相当な時間がかかります。深夜帯などパソコンを触らない時間帯に修復作業を行うようにしましょう。
セーフモードでもパソコンの起動ができます。セーフモードとは必要最低限の機能のみを使用してパソコンを起動させるモードのことです。セーフモードの設定をする場合は、以下のステップを参考にしてください。
ステップ①:自動修復画面のなかから「トラブルシューティング」を選択する ステップ②:「詳細オプション」を選択して画面上の「スタートアップ設定」をクリックする ステップ③:「再起動」をクリックし、「セーフモードを有効にする」もしくは」セーフモードとネットワークを有効にする」のどちらかを選択する |
設定が完了するとセーフモードが起動します。起動後はWindows10が起動しない原因を見つけ出して改善しましょう。
自分でWindows10の修復を行う場合は以下の3つの注意点を理解しておきましょう。
以下でそれぞれ確認していきます。
パソコンがなかなか起動しないと、電源ボタンを何度も押したり切ったりしたくなります。しかし、一度電源を入れて起動しなければそれ以上何度も入り切りをしてはいけません。
何度も入り切りや再起動をするとパソコンに大きな負担をかけてしまいます。現在の状態からさらに悪化させてしまう恐れもあるため注意しましょう。
パソコンのデータを初期化すると、Windows10が起動しなくなる前の状態に戻るため起動できる可能性が高まります。しかし、データの初期化を行うと、これまで使用していたデータファイルやアプリケーションがすべて削除されてしまいます。
そのため、Windows10を起動できても消えたデータを元に戻すために多くの時間が必要です。いきなりデータの初期化を考えるのではなく、まずは記事内で紹介した対処法を試してみてデータの初期化は最終手段として取っておきましょう。
パソコンのハードウェアに問題がある場合は、パソコンを分解して修理をする必要があります。しかし、パソコンを分解する知識がない場合は自身で修理するのは避けましょう。安易にパソコンを分解すると本体状態の悪化に加えてデータ消失のリスクも高まります。
記事内で紹介してきた対処法はあくまでもソフトウェアによる軽度なトラブルへの対策がほとんどです。ハードウェアのトラブルはパソコンの修理屋に相談するなどプロに任せることをおすすめします。
Windows10が起動しない時は、症例別で対処法が異なります。記事内で紹介した対処法を参考にパソコンを起動させてください。
なお、Windows10を自身で修復する際はデータの安全性の確保など注意点がいくつか挙げられます。自身で対応して後悔しないためにも修復時の注意点を確認しておきましょう。
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