About us 情シスのじかんとは?
今週の業務日誌(当番:鈴木)おおーどれどれ。久しぶりにワイの当番やな。忘年会のシーズン真っ只中やけど、みなさん、どうしてまっか?しかし、なに、このAI議事録っちゅうのは、あれやね、驚き桃の木山椒の木とはこのことかっちゅうくらいけっこうちゃんと議事録とってくれるからほんまびっくりですわ。こないに優秀なAIがおったらワイがおらんでもこの会社は安泰なんとちゃうかって思うたりして。まぁ、さすがにそれはないけどな(笑)。ワイみたいなけん玉の生き字引がおらんくなったらこの会社はえらいこっちゃやで。 ここだけの話、情シス部が安泰なのもワイが的確に役割分担を守って何の指示もせんからやし。部下の指示はせんけど、ちゃんと部下の支持はするで。部下の失敗は最終的には管理職であるワイの責任やからな!ま、せやかて、けん玉で培った経験と勘と度胸で今日も元気に電話番とハンコ押しなんやけど、若い人は電話が苦手らしくて最近あんま電話鳴らへんなー。捺印書類も最近減ってさみしいなぁー。読者のみなさんも、困ったことあったら遠慮せんといつでも電話してや。 そいえば、AIにさっき「驚き桃の木の続きを大喜利で答えてや」ってお願いしたら、「驚き桃の木、といえば、次は… びっくりキウイフルーツ」、とか返してきよって、ほんまわけわからんやっちゃわ。なにがキウイフルーツやねん。AIは真面目な話はあれやけど、ギャグのセンスはまだまだやなぁ。ほなまた! (情シス部 部長 鈴木一太郎) |
みなさん、こんにちは。「情シスの星」編集部です。今日もおつかれさまです。金曜日の朝にお送りする「情シスの星」では、情報システム(情シス)部門の日常を通して、業務の裏側に迫ります。
実は最近、C&B社内でも「AIツール導入」の声が上がりはじめているようです。これまで頑なに手書きスタイルを貫いてきた部長(議事録の記事で取り上げました)も、紙と鉛筆を卒業する日が近いかもしれません。議事録のデジタル化は、忙しい情シス担当者のみならず、情報共有や効率化を求める全社員にとっても追い風となるでしょう。
今回の記事では、現代的な会議の効率化ツール「AI議事録」をテーマに取り上げてみたいと思います。
ペーパーレス化やリモートワークの動きが進む中、会議の情報共有も複雑さを増しています。そんな状況で頼れる存在になり得るのが、AIを活用した議事録支援ツールです。
今回の漫画でも、AI議事録を用いて発言が要約されるというシーンがありました。部長がけん玉について熱弁する中(?)、会議メンバーが話す内容を、AIが自動でテキスト変換し、あとから確認できるようにする仕組みが描かれていましたよね。
AI議事録があれば、議事録担当者が頭を悩ませる作業が効率化され、他のコア業務に時間を割くことができるかもしれません。
さて、「AI議事録って実際どう?」という疑問を解消すべく、「情シスの星」編集部でも3つのツールを試してみました!正直「本当に役立つの?」と半信半疑でしたが、実際に使ってみると、その不安はいい意味で裏切られる結果に。
今回、わたしたちがトライしたのは次の3つ。それぞれのツールの特徴とともに、簡単にレポします。
↑編集部で実際にNottaを使ってみた際の画面
Nottaは、リアルタイム文字起こし、翻訳、AI要約など文字起こしサービスを中心に多機能を誇るツール。ZoomやMicrosoft Teamsなど主要なWeb会議ツールと連携でき、多言語対応にも強い(58言語の翻訳に対応※)のが特徴です。
試してみた印象としては、議事録のテンプレートを選んでサクッと仕上げられるのが便利でした。たとえば「定例会議」や「商談」など、シーンに合わせたフォーマットがあらかじめ用意されているので、必要な議事録を手軽に仕上げられます。
なお、無料プランは1回3分までの文字起こしのみで、AI要約も月に30回までの制限があります。本格的に導入したい場合は有料プランを検討するのが良さそうです。
↑編集部で実際にtl;dvを使ってみた際の画面
tl;dvは、ZoomやGoogle MeetなどのWeb会議とつないで録画・文字起こし・要約などができるサービスです。AI要約は無料で無制限に利用が可能!対応言語も30以上※と豊富です。
要約は簡潔な印象で、「コストを抑えてオンライン会議を記録したい」人向けだと感じました。また、要約部分をクリックすると該当位置を再生できるため、録画をあとから振り返るのにも適していそうです。会議について気になることをAIに質問すると答えてくれるので、チャットボット的な使い方としても重宝しそうでした。
↑編集部で実際にZoom AI Companionを使ってみた際の画面
Zoom AI Companionは、Zoomに標準搭載されたAIアシスタント機能です。ミーティング中にリアルタイムで要約・タスク抽出をしてくれます。有料プランを契約していれば、追加料金なしで利用できるのが嬉しいところです。
「Zoomでミーティングをしている」ことが前提ですが、そのぶん連携はスムーズ。発言者名を正確に拾えるので、「誰が何を指示したのか?」が明確です。Zoom Docsでの共同編集も備わっていて、会議後の共有もしやすいのが頼もしいところ。Zoomユーザーには恩恵大です。
※ツールの説明はすべて執筆時点(2024年12月)の情報です。最新情報は各ツールの公式ページをご確認ください。
試してみて驚いたのは、「どれも予想以上に精度が高い」という点!感覚的には、7割ほどの内容がしっかり要約されている印象でした。
ただ、固有名詞はどうも苦手なようで、本連載の漫画を描いている編集部メンバー「ユアサさん」が、気づけば「イワサさん」に名前チェンジしていたり……。とはいえ、このあたりは人間が最後にチェックすれば問題なさそうです。また、文脈不足で後から混乱しないよう、要約時には最低限の補足を入れたり、社内の独自用語は追記しておくと共有がスムーズだと思いました。
AI議事録ツール、意外と使えそうだと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。固有名詞の確認や機密情報への配慮、ファクトチェックは必須ですが、それらを踏まえたうえで活用すれば、情シス担当者にとって強い味方になるでしょう。
C&B社でも、社員がデジタルの風を感じ始めた今、どのように変わっていくのか気になるところです。それでは、今回のまとめです。
【学ぶべき3つのポイント】 ①AIツールの活用が効率化につながる ②ファクトチェックと情報保護を徹底する ③進化し続けるAIツールに注目する |
これからも、「情シスの星」シリーズを通して、星さんの奮闘とともに情シスのリアルをお届けします。それでは、また来週、金曜日の朝10:00にお会いしましょう!
(漫画:ユアサミズキ、編集:情シスのじかん)
情報システム(情シス)部門に潜む、知られざる情シスの生態、日常を描いた漫画シリーズ「情シスの星」。本連載は、毎週金曜日の朝10時に配信予定です。金曜日は、一週間の締めくくりでありながら、週末への心の切り替えが始まるちょっと特別な日。「あるある〜」と頷いたり、日々の業務に役立つヒントを得たりしながら、情報システム(情シス)部門に携わる方に楽しく読んでいただける連載を目指します。
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