About us 情シスのじかんとは?
――RX Japan株式会社の事業「展示会の主催」について教えてください。
岡部さん(以下、敬称略)「RX Japan株式会社は、日本でもかなり珍しい”展示会主催会社”です。いわゆる主催者とイベント屋さんの分業体制ではなく、私たちはゼロから自分たちで企画を練り上げて、世界中から展示企業と来場者を集め、その先にあるビジネスが生まれるプラットフォームを作りあげることがミッションです」
――具体的にはどのような展示会を主催しているのでしょうか。
岡部「1986年の創立以来、会社全体では年間100本弱、BtoBを中心に39分野という幅広い領域で展示会の主催を手掛けてきました。私自身も約20年間、展示会の企画から運営まで携わってきました。特に私の主な役割は化粧品やAI、コンテンツ、自動車技術などの展示会の初代事務局長として立ち上げに関わり、成功・継続できるように運営することです。実際、大げさではなく現在行われているものの約半分は私が作った展示会なんですよ。そして2025年にカタチになったもののなかで最も新しいのが『情シス応援パビリオン』です」
――情シス応援パビリオンの企画が誕生した背景を教えてください
岡部「Japan IT Weekは30年以上続く歴史のある展示会なのですが、私はこれまでほとんどノータッチでした。2024年1月にさらにJapan IT Weekを充実させようということで、私に白羽の矢が立ちました。情シスの方がキーワードに上がったのは、2024年の夏秋の頃でしょうか。Japan IT Week名古屋などのブースでは『情シスのお困りごとを解決』『情シスの業務改善をサポート』といったキャッチコピーが多く見られて、多くの企業にとって情シスがキーワードになっている空気を強く感じました。そして、ふと自社を振り返ってみても情シスの方々は重要な位置づけになっていることと、同時に重要な来場者である情シスの方に向けた企画がなかったことに気付きました。それが『情シス応援パビリオン』が生まれたきっかけです」
――社内の情シスの方にも意見を仰いだと伺いました。どのような反応がかえってきたのでしょうか。
岡部「めちゃくちゃ喜んでいましたね(笑)。『情シスを応援してもらえるって初めて言ってもらえました』というフレーズは覚えています」
――岡部さん自身も、情シス応援パビリオンをカタチにするなかで情シスに対する見え方が変わった点などはありますか?
岡部「弊社の情シスのメンバーが頑張ってくれているのは知っていました。ただ、企画について実際に話をするなかで、確かに社内のシステムが『社員にとって動いて当たり前』であったり、『展示会とは違い成果が見えづらい』『予算や人員拡充の優先順位が後回しになりがち』であったりするなど、いち経営陣としても『確かになぁ』と感じるポイントは少なくなかったですね。そのような声を聞かせてくれた仲間が『情シス応援パビリオンに行きたい』『社外のつながりが作りにくいので交流会はありがたい』と言ってくれたのは、大きな後押しになりました」
●会期:1月15日(水)~17日(金)10:00~17:00
●会場:Japan IT Week 関西 内
●アドバイザー:情シスSlack (corp-engr) & BTCONJP
●メディアパートナー(順不同):
●情シスのじかん/情シスレスキュー隊/情シスマン by USEN GATE 02
●日時: 2025年1月15日(水) 16:00~17:00
●会場:展示会場内特設会場
● 会費:無料(事前申込制)
社内ヘルプデスク支援、問合せ管理システム、チャットボット、ITアウトソーシング、ひとり情シス支援などが出展。また出展企業によるセミナーも同会場にて同時開催します。現場の声に寄り添う製品やサービスの紹介を通して、即効性のあるソリューションを見つけることができる場となります。会期初日には参加無料(事前申込制)のカジュアルな交流会「情シスオフ会」を行います。
――情シス応援パビリオンの内容について改めて教えてください。
岡部「情シス応援パビリオンは26社を超える企業が出展し、毎日プレゼンテーションするためのパビリオンも設けています。少し裏側を話すと、出展いただく企業の出展料は無料でさらに情シスオフ会の会費も無料に設定しました。おかげさまで、セキュリティから業務効率、意外な切り口のサービスまで多様な出展企業にあっという間に集まっていただきました。”破格”の料金設定で初回ということもありますが『とにかく多くの情シスの方に課題解決を図るソリューションやサービスとつながる機会を提供することで応援したい』という狙いが大きいですね」
――今回、そして今後の情シス応援パビリオンの取り組みについて教えてください。
岡部「情シス応援パビリオンの企画は急ピッチで立ち上げ、カタチにすることができました。メディアや出展企業、ゲストをはじめとして社内の情シスの方々がとても親身になって協力していただいたことに感謝しているからこそ、win‐winになれる場を設けていきたいです。『情シス応援パビリオン』は関西を皮切りに、2025年に開催されるJapan IT Weekでも企画する予定です。特設会場では、日本アイ・ビー・エムさん、ソフトクリエイトさんなども登壇していただくほか、交流会にも参加していただく予定です。人や情報など様々な切り口で機会を創造して情シスを応援する場に盛り上げていきたいです」
インタビューでも岡部さんが触れられていたように、情シスは業務の立場上、なかなかオープンで色々な人が集まる場が少ないのが現状です。その一方、メディアを運営していると職場や環境が違っても同じ課題感や悩みを持たれているケースは、決して少なくないことも常々感じています。「情シス応援パビリオン」は情シス同士の交流はもちろん、様々な企業と不意の出会いを得られる貴重な場だと大きく期待しています。今回、多くの情シス関係者が情シス応援パビリオンを後押ししたのも、「関係者として何か力になれたら」という気持ちが共通して強かったからではないでしょうか。既存のコミュニティとは異なる「場」の今後に注目していきたいです。(データのじかん編集部)
2025年1月15日~17日、インテックス大阪で開催の「Japan IT Week 関西」内に、特別企画「情シス応援パビリオン」が初登場!多くの中小企業が抱える「ひとり情シス」問題解決のため、情報システム部のリアルな課題に寄り添うソリューションが集結します。社内ヘルプデスク支援、ITアウトソーシングなど、業務負担を軽減する製品・サービスを展示。さらに、会期初日には情報システム担当者同士が交流できる「情シスオフ会」(無料・事前申込制)も開催!課題解決のヒントを見つけ、明日への活力を得る絶好の機会です。ぜひご来場ください!
イベントページはこちら30秒で理解!フォローして『1日1記事』インプットしよう!