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SAP認定コンサルタント資格を取得してみたいけど、どのような資格なのか分からない方は少なくないでしょう。どのような種類があって、どのように試験を受ければよいのか知りたい方も多いと思います。
この記事では、SAP認定コンサルタント資格とはどのような資格なのか、種類や3つのメリットを解説します。資格試験を受ける前に、この記事を読んで資格試験に備えてみてください。
SAP認定コンサルタント資格は、SAP社が認定しているSAPシステムに関する知識やスキルがあることを証明する資格です。
ERPやSAP領域のコンサルタントは、知識やスキルがあることをクライアントに証明できるため、資格を取得した方がよいでしょう。また、SAPシステムは、海外でも幅広く導入されているため、日本だけにとどまらずグローバルな案件の対応にも有効です。
SAP認定コンサルタント資格には、2024年3月現在で134種類の試験があります。資格試験の種類が多すぎて、どのような試験があるのかが分かりづらいため、本章では以下の2つのタイプ別に資格を紹介します。
また、詳しい資格の種類は「認定試験一覧」から確認できます。取得がおすすめの資格はは関わる業務によって変わるため、ランキングにはしづらいものの、タイプ別に自分に合った資格を探してみてください。
出典:「SAP Certification」
SAP認定コンサルタント資格には、ジャンル別にすると以下の3種類に分けられます。
次に、ジャンル別のSAP認定コンサルタント資格の3つの種類をそれぞれ解説します。
アプリケーションコンサルタント資格は、業務系システムに関する資格です。
この資格を持っていると、業務系システムのノウハウや知識があることを証明できます。そのため、主に以下の業務プロセスの最適化に関わる場合に、取得しておきたい資格です。
現在、上記の業務に関わっている場合には、アプリケーションコンサルタント資格の取得を検討してもよいでしょう。
デベロップメントコンサルタントは、SAPシステムのプログラミングに関する資格で、資格取得の対象者はプログラマーです。
この資格は、プログラミングに関する資格のため、プログラミングの知識だけでなく技術が必須です。デベロップメントコンサルタント資格を持っていると、SAPで使用できるアプリケーションを開発できるエンジニアやコンサルタントとしての能力を証明できます。
テクノロジーコンサルタントは、SAPシステムを管理する上で起こったシステムトラブルに対して、技術的な解決策やアドバイスを行えることを証明する資格です。
主に、インフラに関わるエンジニアが資格取得の対象者となっており、SAPを導入する企業にインフラエンジニアとして関わる場合には、おすすめの資格です。
次に、SAP認定コンサルタント資格を難易度別に分けて、以下の3種類を紹介します。
それでは、難易度別のSAP認定コンサルタント資格の3つの種類をそれぞれ見ていきましょう。
アソシエイト認定資格は、本章で紹介する難易度別の資格の中で難易度が低い資格です。
資格の内容は、SAPの幅広いソリューションの知識と、スキルを取得するための基本的な知識要件を満たしていることを証明するものとなっています。難易度が低いとはいえ、簡単に合格できるわけではないことに注意しましょう。
スペシャリスト認定資格は、アソシエイト認定資格の内容に加えて、モジュールの知識やスキルがあることを証明する資格です。
アソシエイト認定資格よりも、SAPシステムの機能に関する知識を持っている必要があるため、合格の難易度が上がります。難易度が上がる分、アソシエイト認定資格よりもスペシャリスト認定資格の方が、知識やスキルがあることを証明できます。
プロフェッショナル認定資格は、以下の条件を満たす必要があります。
そのため、前述した2種類の資格よりも難易度が高く、実践レベルの知識や経験を持っている必要があります。
前章では、SAP認定コンサルタント資格の種類を紹介しましたが、それらの資格試験はどのように受験するのでしょうか。
資格試験の受験は、公式サイト「SAP Training and Adoption 」からチケットを購入して行います。チケットは有効期限が1年のため、購入から1年以内に受験する必要があります。試験はオンラインで受けられるため、自宅にいながらの受験が可能です。
前章では、SAP認定コンサルタント資格の受験は、チケットを購入しオンラインで行うことを解説しました。
資格試験の受験にかかる費用は、2024年3月現在で1回あたり約35,000円です。また、6回分のチケットは約90,000円と、1回あたり約15,000円で受験できます。ただし、6回分を1年で使い切らなければならないため、注意が必要です。受験費用は、円相場によって変わるため、チケットを購入する時期によって異なります。
SAP認定コンサルタント資格の受験方法や費用を解説しました。実際に資格試験を受験した場合、合格のラインは全体の約7割が目安です。
ただし、受ける資格によって出題範囲や合格ラインが異なります。資格試験で出題される問題は、SAPを触ったことがないと理解できない問題がメインのため、初心者が気軽に受けて合格できるわけではありません。
SAP認定コンサルタント資格の難易度は、初心者が気軽に受けて簡単に合格できるものではありません。では、資格取得のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。SAP認定コンサルタント資格には、以下の3つのメリットがあります。
それでは、SAP認定コンサルタント資格の3つのメリットを、それぞれ解説します。
SAP認定コンサルタント資格を持っていると、キャリアアップにつながります。
SAP製品に関する知識や技術の保有を証明できます。そのため、社内で任せられる業務範囲が増えるでしょう。社内での役職が上がったり、転職をする際に有利になったりと、キャリアアップにつながります。また、SAPは海外でも通用する資格のため、グローバル企業の案件を扱っている企業にも転職しやすいメリットもあります。
収入アップにつながることも、SAP認定コンサルタント資格のメリットの一つです。
取得した資格を活用し、今よりも給料の高い企業に転職すると収入アップにつなげられるでしょう。また、転職だけでなく資格手当や報償によって、収入アップにつながることもあります。
フリーランスとして活動する場合にも、SAP認定コンサルタント資格は役に立つでしょう。
資格があれば、実績が少なくても技術やスキルが認められ、案件獲得につながるでしょう。会社員から独立を考えている場合には、資格を取得してからの独立を検討してもよいですね。
前章では、SAP認定コンサルタント資格には、3つのメリットがあることを解説しました。
本章では、SAP認定コンサルタント資格の試験勉強の方法を解説します。試験勉強の方法としては、以下の3つが挙げられます。
以下を読んで資格試験の勉強方法を知り、試験対策をしてみてください。
資格試験の勉強を、動画や書籍を活用し、独学で行う方法もあります。
独学で勉強する方法は始める難易度が低く、必要な費用は書籍代くらいなので、費用を抑えられます。書籍には、SAP社が公式で出版しているSAP認定コンサルタント資格試験向けの参考書もあるため、書籍を選びづらいことも少ないでしょう。
SAP社は、公式でSAP認定コンサルタント資格試験のために、以下の2つの講座を提供しています。
SAP Learning Classは、対面とオンラインの2種類から受講方法を選択でき、SAPに関する知識が豊富な講師からトレーニングを受けられます。また、SAP Learning Hubは資格試験対策用の有料コンテンツです。
SAP認定コンサルタント資格を取得するために、SAP案件を扱う企業に就職する方法もあります。
資格を取得するためには、実際の業務でSAP製品に触れるとよいです。どれだけ勉強しても、実務に勝るものはありません。そのため、資格を取得したい場合には、SAP案件を扱う企業に就職することも選択肢の一つになります。
SAP認定コンサルタント資格は、SAP社が認定しているSAPシステムに関する知識やスキルがあることを証明する資格です。
資格を取得すると、キャリアアップにつながったり、収入アップにつながったりするメリットがあります。そのため、資格の取得は、キャリア形成に役立つでしょう。
資格試験を受けるためには、公式サイト「SAP Training and Adoption 」から、1回約35,000円か6回90,000円のチケットを購入します。ただし、チケットの有効期限が1年間であることに注意しましょう。
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