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【情シスの星 #005】情シスのトラブル事情

         

今週の業務日誌(当番:七星)

はじめまして!七星美月(ななほしみづき)と申します。新卒で情シスに配属されたばかりでまだ右も左もわからないので、一つずつここで勉強させてもらって、早く一人前の情シス部員になれるように努力していきたいと思います。私は子供の頃から読書好きで、特に小説を読むのが大好きな根っからの文系人間なので、パソコン作業もそんなに得意ではないんですけど、パソコンやその他のテクノロジーをうまく使いこなすことってそれなりに知識がいることだし、その知識を臨機応変に使うスキルが今後の社会ではとても重要になってくるんじゃないか、と考えて情シスへの配属を志望しました。知らないことを素直に知らないって言えることが今の私の強みだと思っているので、私が一つずつ成長していく過程を読者のみなさんにもぜひ見ていていただきたいと思ってますし、一緒に学んでいただけるととても嬉しいです。

ところで、偏見かも知れないですけど、情シスって割と寡黙なイメージだったので、うちの先輩方がみんな割と饒舌でびっくりしちゃいました(笑)。彼らのキャラに飲まれないように私もあらゆるトラブルを果敢に乗り越えるつもりで頑張っていきますので、ぜひ応援してください!

(情シス部 七星美月)

情シスにとってのトラブルシューティング

みなさん、こんにちは。「情シスの星」編集部です。今日もおつかれさまです。金曜日の朝にお送りする「情シスの星」では、情報システム(情シス)部門の日常を通して、業務の裏側に迫ります。

これまでの情シスの星シリーズ ▶︎

さて、今回は新入社員の七星 美月(ななほし みづき)さんがC&B社の情シス部に仲間入りしましたね。七星さんからすると、どうやら情シス部のメンバーは、トラブルを楽しんでいるように見える様子。たしかに、何か問題が起きるたび、「さて、どう解決してやろうか!」とどこかで心が燃えるのが情シス魂なのかもしれません。

トラブルに追われる情シスの日常

情シス部門といえば、トラブル対応がつきもの。パスワードのリセット、プリンターの設定、ネットワークの接続エラーなど、社員からの問い合わせが日々飛び込んできます。時にはシステム障害によってすぐに駆けつけなければならない場面も。

「うわ、今日は帰りが遅くなるぞ」と憂鬱になりつつも、困難な状況ほど情熱がかき立てられてしまうのが、情シス部の運命(さだめ)とでも言いましょうか。

トラブル対応の落とし穴

そんな話をすると「情シスのメインの仕事はトラブル対応」のように思えてきますが、実はそれがすべてではありません。たしかに、サーバーの再起動でヒヤヒヤしたり、ネットワーク障害の原因を追いかけたりする日々はそれなりにやりがいを感じるかもしれません。しかし一方で、コア業務に集中する時間が削られ、いつの間にか火消し役ばかりになってしまうリスクも潜んでいます。

たとえば、星さんがコンパイルエラーにテンションが上がる中、他の業務がどんどん溜まっていくこともあるでしょう。是人くんも「言われれば何でもやる」と言っていますが、その結果、自分の仕事の優先順位が曖昧になってしまうこともあります。

しかも、トラブル対応は次から次へと押し寄せるので、終わりが見えないことが多いのです。「PCを再起動したらなぜか直った」「しばらくしてから試したら同じ事象が起こらなくなった」など原因がわからない事情も多いため、簡単に問い合わせを削減できないのも難しいところです。

トラブルを抑える仕組みも大切

では、どうすればいいのか?情シス部門としては、トラブルを最小限に抑える仕組み作りが大切でしょう。定期的なメンテナンスや自動化ツールの導入、マニュアル化などを積極的に行い、問題が大きくなる前に対処するのが理想です。あるいは、アウトソーシングを検討するのも1つの手段です。

情シス部員がトラブルに燃える気持ちは理解できますが、コア業務を後回しにせず、効率よく問題を解決するための工夫をすることが情シスの真の価値を発揮するポイント。スマートにトラブル対応をこなして、コア業務に時間を注げる体制を作っていきたいものですね。

それでは、今回のまとめです。

①トラブル対応は情シスの基本だが、コア業務も重要視すべき
トラブル対応も大切ですが、情シスの本来の役割はビジネスの効率化や利益の創出にあるはずです。

②トラブルを減らすための仕組み作りが必要
定期的なメンテナンスや自動化ツールの導入、マニュアル化を進めることで、トラブルの発生を抑えられます。

③情シスの真の価値を発揮しよう
長期的にはシステム改善や業務の効率化に力を注ぐことが、情シスの真の価値を発揮するカギです。

これからも、「情シスの星」シリーズを通して、星さんの奮闘とともに情シスのリアルをお届けします。それでは、また来週、金曜日の朝10:00にお会いしましょう!


イラストレーター:ユアサミズキ
鳥取県出身、福島県いわき市在住のイラストレーター。
カーオーディオ/カーナビメーカーにて商品企画/商品戦略業務に10年間 従事し、2010年に独立(というか脱サラ)。福島県を拠点にイラストレーター・グラフィックデザイナーとして活動中。ウェブサイトやSNSでは ほぼほぼ毎日、イラスト絵日記として1コマ漫画を掲載しています。それがきっかけで今回の「情シスの星」にもつながったので、継続ってやっぱ大事だな~と思っているところ。
シンプルゆるめなイラストの他、力強い線で描くスタイルや、繊細な線による女性画など、幅広くご活用いただいています。
https://mizdesk.com
 
編集・ライター:七瀬ユウ
新卒で大手Slerに入社し、基幹システムの開発・プロジェクトマネジメント業務に従事。WEB広告企業でセールスライターの経験を経て、2021年にWebライターとして独立。オウンドメディアのSEO記事制作や、SNS運用代行、Kindleプロデュースなどを担う。情シスのじかんでは企画立案から執筆、編集を担当。
 

(漫画:ユアサミズキ、編集:情シスのじかん)

 

知られざる情シスの生態、日常へようこそ
『情シスの星』

情報システム(情シス)部門に潜む、知られざる情シスの生態、日常を描いた漫画シリーズ情シスの星。本連載は、毎週金曜日の朝10時に配信予定です。金曜日は、一週間の締めくくりでありながら、週末への心の切り替えが始まるちょっと特別な日。「あるある〜」と頷いたり、日々の業務に役立つヒントを得たりしながら、情報システム(情シス)部門に携わる方に楽しく読んでいただける連載を目指します。

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